
福井県のアンテナショップ「ふくい食の國291」のレジ近くで目についたのは、達筆な文字とレトロな雰囲気の恐竜のイラストが描かれたパッケージの「恐竜ッ子」。

販売元は福井県勝山市のお菓子司 大和田さん。お値段は378円、と大きさの割に少しお高め?とは思ったものの「恐竜の形をした、立体的な焼菓子です」との説明書きがあり、恐竜目当てで福井まで旅行するほどの恐竜好きとしては見逃せない。
せっかくの形が崩れないように気を付けながらお持ち帰りして開けてみると、出てきたのはかわいすぎる恐竜!パッケージの恐竜とはちょっと方向性が違っていていい意味で裏切られた!

気を付けて持って帰ったけど少しだけ口のところにヒビが。でもそれもエイリアンみたいでかわいい。

大きさは頭から尻尾までが5cm、高さは4cmほど。どことなく少し悲しそうに見える瞳、前でギュッとしてる脚、あまりにも愛らしいシルエット。背中にトゲトゲがあるからステゴサウルスの仲間かな。

切ない顔で見つめてくるので包丁を入れるのにためらいつつも、半分に割ってみると中には北海道産大手亡豆のあんこがギッシリ。薄めの皮にあんこがしっとり甘くてとっても美味しく、熱いお茶と欲しくなる味わい。
恐竜王国・福井といえば
福井県勝山市に日本最大の恐竜化石発掘現場があり、恐竜王国と呼ばれる福井県。

駅前に恐竜がいたり

県内のいたるところのベンチに恐竜博士がいたりと、現地に行ってみてもとにかく恐竜推し。街中のいたるところで恐竜に出会えちゃう。
そんな「恐竜愛」にあふれる福井の空気をぎゅっと詰め込んだような「恐竜ッ子」は、見た目のかわいさだけじゃなく、職人の手仕事によるおいしさも魅力。
福井まではちょっと遠い…という方も、東京・銀座にある「ふくい食の國291」で、かわいくて、おいしくて、ちょっと切ない(?)恐竜に会いに行ってみてはいかがでしょうか?